2017年10月04日

「何で直行便がないの?」というお話 航空会社の戦略的理由

航空便の飛び方は、他の交通機関と違って独特な部分がある。

特に航空機に慣れていない人にとっては、
「何で直行便がないの?」という質問がよく出るからだ。

その質問に答えるためのイメージを作るために、
2年前にヨーロッパに行った際に使った、フィンエアーの話をしたい。

フィンエアーは、北欧フィンランドの航空会社。
フィンランドのヘルシンキを拠点に世界各地に便を出している。

日本へも、東京・大阪・名古屋・福岡に便を飛ばしている。(2017年10月現在)

そのヘルシンキの空港でなかなか面白い光景を見た。

ヘルシンキ空港の夕方5時ごろの出発案内を見ると、こんな感じになっていた。

・バンコク行き
・ホーチミン行き
・北京行き
・上海行き
・東京行き
・大阪行き
・名古屋行き
・ソウル行き

これは、実際とは違うかも知れないが、
アジア方面の便が、5分刻みで、集中して出発する時間なのだ。

そして、少し前の、午後3時から4時くらいには、アジア方面からの便が集合する時間なのだ。

アジア方面からのお客さんを、ほぼ同じ時間にヘルシンキに集めて、欧州の各地に散らす。
逆に、欧州方面からのお客さんを、ほぼ同じ時間にヘルシンキに集めて、アジアの各地に散らす…

そういう状態で飛ばしているのだ。

何でこんな話をしたのかというと、
航空機で長距離の旅をしようと思ったら、
少なくとも1回、場合によっては2回必要なことが結構ある。


そこで、「何で直行便がないの?」という最初の質問に戻る。
気持ちは非常に良くわかるのだが、ちょっと考えてみて欲しい。

名古屋からアメリカ・テキサスのオースティンに飛ぶ人って、週に何人くらいいるだろうか?
あるいは、関西からインドのバンガロールに飛ぶ人って、週に何人いるだろうか?

近距離だったらまだしも、
長距離になると、地方都市同士を直接飛ばしたところで採算が取れるほど乗客が集まらないのだ。

まして、直行便を乱発すると、航空機の台数も必要だし、
空港の設備もそれに対応して、均等にお金をかけなければいけなくなってくる。

そこで航空会社は、拠点となる空港を中心に、放射状に航空機を飛ばすことで、
効率的に飛ばす…という戦略を取っているのだ。

拠点となる都市間は、大型機を飛ばして、
拠点から近距離の各都市へは、比較的小型の便を往復させることで、
様々な行き先に対応できるようにしているのだ。

その拠点になる空港のことを「ハブ空港」と呼んでいる。

そして、「ハブ空港」での乗換を前提に、各航空会社はスケジュールを組んでいるのだ。

だから、先ほどのヘルシンキのように、同じような時間に、ある航空会社の航空機が一気に飛び立つ…
なんて光景が見られるのだ。

そうなると、拠点同士であるか、よっぽど近距離でもない限り、
直行便がないとしても、ある程度は仕方のない話なのだ。

むしろ、地方都市発・地方都市着の場合、2回乗り換えになったとしても、致し方ないのだ。


ただ、乗り換えをしなければならないからと言って、デメリットばかりでもない。

というのも、その乗り換え都市で降りてもいい、というルールを組んでいることも結構あるのだ。
だから、それをうまく利用すれば、
ハブ空港のある都市で観光や用事を済ます前提で、航空会社を選ぶ人もいるくらいなのだ。

実際、私自身も、
バンコク(タイ航空)・シンガポール(シンガポール航空)・イスタンブール(トルコ航空)の空港では、
この手を使わせてもらった。

そして、直行便の場合、利便性が高いため、料金が高めに設定されていることも結構ある。

だから、実は、長距離の場合、経由便だった方が、意外に料金がお得だったりすることもあるのだ。

そう考えると、意外に乗り換えも悪くないモノである。
posted by KAZU at 23:54| Comment(0) | 旅行会社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月02日

Kazu流 ワクワクする旅行のプランの組み方

私が旅行プランを組むときに考えていることを、
いくつか書き出しておきたい。

特に、私は、列車を軸に、周遊型の旅をすることが多い。
そして、海外に行くときは、もちろん航空機を使う。

こんな感じのことをしておくと、凄い面白いおまけがついてくることがあるからたまらない。

ちょっと紹介します。


1:行きたい所/体験したいことを書き出す

とにかくこれがないと始まらない。
行きたい所・体験したいことをとにかく書き出してみる。

金沢とか、スペインのアンダルシアとか、地名でもいい。

備中松山城とか、出雲大社とか、建物でもいい。

・綺麗な夕日が見たい
・最果てまで行ってみたい
・旨い魚を食べたい
・海辺でのんびりしたい
といった具合に、体験でもいい。

とにかく、行きたい場所・体験したいことを、書き出してみる。

この時のコツとしては、お金や時間のことは、一回完全に無視をしてください。

とにかく、行きたい・やりたいことを書き出してみること。
ノートにとにかく書いて欲しい。

ある程度出たかな…と思った時点で次のステップへ。


2:ピンと来る場所を、大まかに選ぶ

その中でも、ピンと来る、あるいは、これ良さそうくらいの感じでいいので、
場所や体験を、選び出してみる。

具体的に話をすると…

今年の7月に行った、東北の旅のお話。
http://kazu-wiz.seesaa.net/article/452346425.html

色々書き出した中で、
・最果てに行きたい ⇒竜飛崎
・弘前城に行きたい
というのがあったので、それを軸に計画を練ったものだ。

だから、この時点で、東北でも北の方が目的地…と何となく決めておいて、
そこから味付けしていくのだ。


3:道中・近辺で、面白そうなモノに目星をつけておく

周遊型の旅であれば、道中にある面白そうなモノ
滞在型の旅であれば、滞在地の近辺にある面白そうなモノ

それがある程度、リストにあれば旅程に組み込めそうか考えてみる。

その時に地図とにらめっこすることをオススメする。

何故かと言うと、その思いつきが実行できるかどうか、
判断する上で、具体的な距離がイメージできるモノがあるといいからだ。

例えば、この東北の旅であれば、
東京を出発地にすることは決めていたので、その道中にあるものは、ある程度、マークをしていた。

往路の青森までの道中だったら、
・宇都宮 =餃子を食べる
・仙台 =牛タンを食べる
・八戸 =海を見る
と言った具合に。


滞在型の旅行をする場合であれば、
滞在先の周囲に見たいモノ・体験したいモノがないかどうか、調べてみるといいかと。

例えば、
出雲大社を軸にするのであれば、
周囲にあるもので良さそうなモノと言えば…

・日御碕 ・宍道湖の夕日 ・境港の鬼太郎
・玉造温泉 ・松江の街

…といった具合に、
近辺に自分が書き出した何か、
あるいは調べたら出てきた面白いものがあれば、一緒に紐付けしてしまえばいいのだ。

ちなみに、先ほどの道中に何があるのか…と考えると、
帰りに、例えば、岡山に寄る…というのも、思いついたりする。


でも、こんなアレンジができるのも、
1で自分の、行きたい場所・体験したいモノを書き出したからこそ、思いつくのだ。


自分で書き出してみないと、行きたい場所なんて、はっきりしてこない。

まずは書き出すことがオススメ。
旅行が好きな人って、書き出しているうちに、勝手に妄想を膨らませるものだから。


大事なのは、計画したからと言って、行かなきゃ…と思うと重くなるので、
その中でも一部だけでもやってみたい、と軽く思えれば十分だと思っている。

何せ、やり残しがあると、どうせその場所には行く可能性が高いのだから。
posted by KAZU at 23:40| Comment(0) | 旅行会社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月30日

航空券 アルファベット1字の間違えが 悲劇を生む

名前は正確に書いて欲しい。

これだけ書くと「当たり前」のこと過ぎて、何言っているんだ…と思うかも知れない。

海外航空券の場合、
パスポート表記と予約のアルファベット表記が、1字でも間違っていたら、アウト
航空機に乗れなくなる。


例を出すと、
「オオノ/ユウキ」さんだと

「ONO / YUKI」
「OHNO / YUKI」
「ONO / YUUKI」
「OHNO / YUUKI」

昔であれば、一番上で登録されていたのだが、
ここ最近では、下3つの表記も認められているため、伸ばす音のある人は要注意なのだ。

まして、「ONO/YUKI」とだけ来た場合は、男性なのか女性なのか…という話まで出てくる。
もちろん、男女もパスポートと違うのもアウトだ。

他に、注意が必要な例としては、「ナンバ/シンペイ」さん

「NAMBA / SHIMPEI」

聞く人が聞いたら、この表記一択なのだが、
パスポートを見ずに、「M」を「N」で書いてきて、
「NANBA/SHINPEI (誤)」と申込書に書いてくる人もいる。


何でここまで口を酸っぱくして、名前の表記の話をするかと言うと…

航空券の場合は、名前で押えているのであって、枠で押えている訳ではないからだ。

日本のホテルの予約の感覚で、誰々が行けなくなったから、代わりに行きます…
と言って人数だけ揃えるなんてことは一切通じないのだ。

そんなの認めていたら、
「NANASHI/GOMBEI」とでも予約しておいて、後で差し替えるなんてことが横行する。

だとしたら、予約の青田刈りみたいな状態になってしまって、
まともな料金で航空券が買えなくなる…というのもある。

それ以上に、名前の差し替えなんてものを認めたら、保安上、非常に問題になってくる。
差し替えた人間が、仮にテロリストだったとしたら…と考えたら、
とてもじゃないが、人の差し替えなんて認めてくれる訳がない。

航空会社としても、誰が乗っているのか把握している必要がある以上、
どうしても、名前の変更を認めてくれない事情と言うのがあるのだ。


ここで情に訴えれば何となるだろうと、恫喝や泣き落としにかかる人もいるのだが、
自分で間違った名前を書いてよこしたのであれば、申し訳ないが自分の責任だし、ただの迷惑だ。

(もちろん、旅行会社の人間が間違えたのであれば、話は別だ。
その場合は、旅行会社が責任を持って対応すべき事案である。)


もし間違って予約するとどうなるかと言うと、
発券前であれば、予約の取り直し。
発券後であれば、チケットの買い直しになる。当然間違えたチケットについては払戻料金がかかる。

予約の取り直し・買い直しということは、
残念ながら、料金が高くなってしまっている可能性は高い。

いや、まだ乗れるだけマシかもしれない。
最悪、取り直しもきかない状況だったら、その航空便に乗れない…ということだってあり得る。


だから、申し込み時点から、
名前のアルファベットは、パスポート表記通りに書くようにして欲しい。

特に、グループの代表として、あるいは、代理で申し込む場合は、当人に表記をよく確認して欲しい。

特に、外国籍のお客様の代理で申し込む場合は、
日本人にどうしても馴染みのない名前であることががあるため、
「姓/名」の順番+性別も含めて正確に伝えて欲しい。

そして、間違いを防ぐにも、電話で口頭で伝えるだけというのは、正直オススメしない。
(口頭で伝えようとする人に限って早口だったりする。)

何せ、聞き間違いが発生する可能性がある上に、ちゃんと伝わっているかどうか証明が難しい。
そうなると、メールか紙かで証拠を残しておいた方が安全だと思う。


もっとも、旅行会社の人間が、申込書・パスポートを見ながらも、間違えて予約をするケースもあり得る。
それは、即指摘して欲しい。

私が自分の旅行を手配してもらうのならば、
ちゃんと自分で申込書を書いていても、
予約確認書が出てきた瞬間に、まず名前をチェックするくらいだ。


海外の航空券は、たったアルファベット1文字の間違いが 悲劇を生んでしまう。

手配する人間が、慣れた人間だったらある程度の予防線は張れる。
でも、そんな人間が、細心の注意を払ったとしても、
元々の情報が間違っていたら、全く防ぎようがない話なのだ。

お互い心地よく手配を進めていくためにも、
申し込む際のアルファベット表記は、パスポート表記をキッチリ確認して欲しい。
posted by KAZU at 09:50| Comment(0) | 旅行会社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする