2016年12月21日

冬至に話す ケルト暦

冬至にちなんで、季節に関わる読物を…

昔、「魔術」の世界をかじろうと、色々調べものをしていました。
と言っても、本格的な術式をすることはなかったのですが、
ケルト人については、色々興味を惹かれることがありました。


欧州にキリスト教が入ってくる前。
欧州の北の方は、ケルト人が住んでいました。

ただ、ケルトの暦というのが面白くて、1年を8分割するんですね。

どう8分割するかと言うと…
まず、我々にも馴染みのある4分割をします。

春分・夏至・秋分・冬至

彼らは、それぞれこう呼んでいたようです。

Ostara・Litha・Mabon・Yule

これは太陽の運行で分かる話。(どうやら天文学の知識はあったようです。)
今のカレンダーでも、だいたいの時期が分かるかと思います。


さらにそれぞれを2分割したものを加えると…

Imbolc
Ostara(春分)
Beltane
Litha(夏至)
Lughnasadh
Mabon(秋分)
Samhain
Yule(冬至)


となります。

これだけだと「?」となるので、ちょっと説明を加えていくと
これ、日本の暦にある、二十四節気の立春・立夏・立秋・立冬と時期は同じなんですね。

Imbolc(インボルク):2月頭≒立春
Beltane(ベルテイン):5月頭≒立夏
Lughnasadh(ルーナサ):8月頭≒立秋
Samhain(ソーウィン):11月頭≒立冬



暦自体、1年をどう分けるのか、という話なので共通の分け方が出てきたとしてもおかしくない、
と思うかも知れませんが、
ワタシにはただの偶然ではないように思います。


しかも、Beltane・Samhainというのは、
ケルトの暦では重要な日…と言うよりも、厳密には「重要な夜」だった
のです。


というのが、彼らは「暖かい時季(暖季)」「寒い時季(寒季)」の2つに大きく分けていたのです。

Beltane(ベルテイン・5月頭)= 寒季暖季
Samhain(ソーウィン・11月頭)= 暖季寒季


と、季節の変わり目だったんですね。

実は、
5月1日には、「ヴァルプルギスの夜」だとか他の名前などで、火を焚く習慣が欧州の一部であります。
また
10月31日の夜は…ハロウィンですね。この日もランタンに火を入れますよね。


これ…
季節替わりの「魔除け」のために、火を焚いたりしていた訳なんです。


こんな感じで…
キリスト教が入る前の習慣が、形を変えて残っていることが、ヨーロッパでもあったりします。


でも、こういった習慣は、「中心部」ではなくて、
若干失礼な言い方をすれば
「辺境」に残っていることが多いんですね。


あるいは、「クリスマス」のように、「冬至」の時期のお祝いをキリスト教が布教のため、形を変えて祝っている…なんてこともあったりします。


こういう「隠れた文化の痕跡」を求めて、色々な所を旅行しています。

最近になって、
ひょっとして日本って、「隠れた文化の痕跡」だらけの面白い国なのでは…と感じるようになってきました。

ま、「国」という単位自体小さすぎる話なのかもしれません。

おそらくは、根っこを見ていったら色々な文明のルーツが繋がっているのでは?
とさえ感じることもあります。


ま、若干お酒の入った与太話だと思って読んでもらえればと。
ラベル:ケルト 冬至
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック